保健師の系統的な現任教育体制を整備し、自治体の統括保健師配置を進めよ―日看協



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 保健師の系統的な現任教育体制を整備するとともに、自治体における統括保健師の配置を進めてほしい―。

 日本看護協会は6日、このような要望を厚生労働省健康局の福島靖正局長に宛てて行いました。

自治体における「保健師キャリアラダー・キャリアパス」情報の共有を

 保健師の現任教育については、厚労省に設置された「保健師にかかる研修のあり方等に関する検討会」が今年(2016年)3月に最終とりまとめを行っています。

 そこでは、保健師に対してもキャリアラダー(専門知識や技術を段階的に身につけられるよう計画されたキャリア開発プラン、ラダーとは「はしご」のこと)やキャリアパス(上位役職につくに当たり必要な経験や、その順序)が必要であることが強調され、その内容も示されています。

 日看協は、この最終とりまとめを踏まえ、「自治体における保健師のキャリアラダー・キャリアパス活用事例の情報収集と共有」を行うなど、保健師に対する「系統的な現任教育」体制の整備を一層推進することを要望しています。

 

 また、保健師の役割・活動領域が広がる中では、保健師間の連携・協働を図り、組織横断的な取り組みを行う「統括保健師」を自治体に配置することが必須と日看協は指摘。前述の保健師キャリアラダー・キャリアパスにも統括保健師の位置づけ・機能を明確にすることが重要とも述べます。

 一方で7つの都道府県には統括保健師が配置されていないなど、自治体間で配置に大きなバラつきがあります。そこで日看協は「自治体における統括保健師の配置」を推進するとともに、統括保健師の育成体制も強化すべきと要望しています。

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