産婦人科医が地域に「不足している」が医師の半数-福島では「危機的に不足」が3割超、メドピア調べ



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 自分が診療する地域に産婦人科医が足りていないと感じる医師が、ほぼ半数に上ることが医師専門サイトを運営する「メドピア」(東京都渋谷区)のアンケート調査で分かりました。産婦人科医の不足が危機的な状況だと感じる医師も6%いて、足りているという医師は3割にとどまりました。

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 また、産婦人科医の不足感が強い地域を都道府県別に見ると、福島(86.7%)、島根(80.8%)、青森(80.5%)などが上位にランクしました。特に福島では、「危機的に不足」が33.3%に上り、「産婦人科ばかりでなく、医師数が全科にわたり少ない。放射能の影響はまだ続いている」といったコメントがありました。

 逆に、産婦人科医の不足感が最も低いのは京都の32.0%でした。以下は大阪(34.2%)、東京(36.1%)、岡山(36.9%)などの順で、都市部の50歳代の医師は「都市は足りているというより余っているかも」とコメントしています。

 調査は、医師専門サイト「MedPeer」で2月18-24日に実施。自分の診療地域に産婦人科医が足りているかどうかを会員の医師(14年末現在7.4万人)に質問し、4083人が回答しました。

 その結果、最も多かった回答は「どちらかと言えば不足している」の956人(23.4%)で、これに「どちらかと言えば足りている」の889人(21.8%)、「不足している」の812人(19.9%)が続きました=図表=。

 「どちらかと言えば不足」と「不足している」に、「危機的に不足」の248人(6.1%)を足すと、産婦人科医が地域に不足していると感じる医師は2016人で、回答した医師の49.4%を占めました。

 これに対し、「足りている」と回答したのは1266人(31.0%)で、内訳は「足りている」が377人(9.2%)、「どちらかと言えば足りている」が889人(21.8%)でした。
2015.3.6医療現場をウォッチ メドピア調べ

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