介護サービス事業者や医療機関では、利用者・患者に限定せず「熱中症予防」の注意喚起を―厚労省



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 記録的な猛暑が続いています。メディ・ウォッチ読者諸氏も冷房の適切な利用や水分補給などの対策をとられるなど、体調管理にお気を付けください。

 こうした猛暑の中では、特に疾病に罹患している方、要介護高齢者、小児など抵抗力の低下した方の体調管理が極めて重要となります。

厚生労働省は7月20日に事務連絡「熱中症予防の普及啓発・注意喚起について」を行い、熱中症対策に万全を期すよう、都道府県の関係部署に熱中症予防の普及啓発・注意喚起などを行うことを改めて要望しました。

具体的には、都道府県から医療機関、薬局、介護サービス事業者、障害福祉サービス事業者、社会福祉事業の実施者、老人クラブ、シルバー人材センター、民生委員、保育所、児童相談所、ボランティア、事業場などを通じ、あるいは保健所・保健センターにおける健診・健康相談などの機会を利用して、国民全般に▼こまめな水分・塩分の補給▼扇風機やエアコンの利用など―の熱中症対策を呼び掛けること、また熱中症患者が発生した場合には、救急医療機関等が適切な受け入れ、治療を行うよう要請しています。

高齢者の中には、「エアコンの風が嫌いである」「電気代を節約しなければならない」などの理由で、エアコン使用を控える方も少なくありません。また、要介護高齢者や小児などでは体調不良(熱中症の症状:▼めまい▼立ちくらみ▼手足のしびれ▼筋肉のこむら返り▼気分が悪い▼頭痛▼吐き気▼嘔吐▼倦怠感▼虚脱感▼いつもと様子が違う―、重症では「返事がおかしい」「意識消失」「けいれん」などの症状が出て、死に至ることも)ケースもあります。医療機関や介護事業所・施設などのスタッフが、患者や利用者・入所者の状況をチェックし、必要な支援を行うことも重要でしょう。

厚労省は、熱中症予防のためのリーフレットを準備し、次のような熱中症対策をとるよう求めています。

【暑さを避ける】
○室内
 ▼扇風機やエアコンで温度を調節する▼遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用する▼室温をこまめに確認する▼WBGT値(気温、湿度、輻射(放射)熱から算出される暑さの指数、環境省ホームページ)も参考にする―

○外出時
 ▼日傘や帽子を着用する▼日陰を利用する▼こまめな休憩をとる▼天気のよい日は、日中の外出をできるだけ控える―

○からだの蓄熱を避ける
 ▼通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する▼保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、身体を冷やす―

【こまめな水分補給】
 ▼室内・屋外に関わらず、「のどの渇き」を感じなくともこまめに水分を補給する
 ▼大量に発汗する状況では、経口補水液などで塩分等も含めた補給を行う

【熱中症が疑われる人を見かけた場合】
 ▼エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させる
 ▼衣服をゆるめ、からだを冷やす(特に、首の回り、脇の下、足の付け根など)
 ▼水分・塩分、経口補水液などを補給する

 ◆自力で水が飲めない、意識がない場合は、すぐに救急車を呼ぶ!

●厚労省の熱中症対策に関する情報はこちら

 
 

 

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