「病院ダッシュボードχ」の「看護必要度分析」が2018年度改定に正式対応、看護必要度IIでの重症患者割合試算も可能



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 グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(GHC)は6月5日、多機能型経営分析ツール「病院ダッシュボードχ(カイ)」の分析機能「看護必要度分析」について、2018年度診療報酬の評価基準に対応させました。これに伴い、重症度、医療・看護必要度の評価票を用いる従来どおりの「看護必要度I」に加えて、新たにDPCのEF統合ファイルデータを用いる「看護必要度II」の両方で、重症患者割合を試算することなどが可能になりました。

 「看護必要度分析」は、「重症度、医療・看護必要度」のデータ分析に用いる病院ダッシュボードχのオプション機能です。これまで、2018年度診療報酬改定に対応した分析は「期間限定サービス」として提供していましたが、このほど正式なサービスとして実装しました(関連記事『診療報酬改定後の重症患者割合を試算できる「看護必要度シミュレーション」』)。

 2018年度改定対応の正式サービス化に伴い、重症患者割合の試算に加えて、看護必要度データの精度を最適化するための試算についても、「看護必要度II」での分析に対応しています。患者の状態に関する「B項目」の分析内容も強化し、認知症ケア加算の算定状況やB項目における「項目間での相関状況」なども確認できるようになりました(図表)。

図表1:B項目間での相関状況イメージ
図表1:B項目間での相関状況イメージ

 また、A項目、C項目それぞれの採点状況と請求内容を可視化する「全体区分率」も実装。重症患者割合が過剰になっていないかを確認する「過剰評価率」について、疾患別の分析メニューを追加しました。

図表2:全体区分率のイメージ
図表2:全体区分率のイメージ
図表3:疾患別の過剰評価率のイメージ。図表右の「A1(創傷処置).過剰」を確認すると、自病院は94.9%の採点日数で請求がなく、他病院の70.9%よりも低い。つまり、請求漏れの可能性を示唆している
図表3:疾患別の過剰評価率のイメージ。図表右の「A1(創傷処置).過剰」を確認すると、自病院は94.9%の採点日数で請求がなく、他病院の70.9%よりも低い。つまり、請求漏れの可能性を示唆している

 このほかにも細かな機能修正や改善が多数なされています。この機会に是非、多機能型経営分析ツール「病院ダッシュボードχ(カイ)」の導入をご検討ください。

解説を担当したコンサルタント 大田 友和(おおた・ともかず)

snakamura 株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパンのコンサルタント。
大阪大学大学院 医学系研究科 博士課程修了。国公立大学医学部基礎医学研究室の研究員を経て、GHC入社。病床DPC分析、マーケット分析、病床戦略などを得意とし、公的病院(東海地方400床台)の看護必要度分析や大学病院(800床以上)DPC診療科別検討会などを担当する。
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