2017年新年のご挨拶(GHC渡辺幸子)



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 新年明けましておめでとうございます。旧年中は一方ならぬご厚情を賜わり、厚くお礼申し上げます。

代表取締役社長 渡辺幸子
代表取締役社長 渡辺幸子

 今、世界は「保護主義」そして「排他的」の様相を呈し、自由貿易にとどまらず人権保護にも暗雲が立ち込め、これが世界的な武力闘争へ発展する恐れもあります。私たち個々人は微力とはいえ、こうした世界情勢にも関心を向け、より良い社会を創造するのために尽力する意識・方策をもちたいものです。

 わが国の医療界に目を向けると、地域医療構想の下で医療提供体制の再編は待ったなしです。平成27年度の医療費が41兆円超と過去最高を更新する中、消費税増税が見送られ、財源確保が困難となっており、平成30年度の診療報酬・介護報酬の同時改定が厳しいものとなることは想像に難くありません。

 病院の統合・集約化は既に始まっています。日本は人口に対する病院と急性期病床の数が先進諸国に比べて著しく多く、今後、病院の統合は避けられないと考えられます。病院の統合は症例の集約化を生み、「医療の質向上」へとつながります。GHCは今後、病院の統合・集約化にも寄与すべく、「医療の質」と「医療提供体制の効率性」向上に尽力して参ります。

 GHCは今年3月に創業13周年を迎えます。この間、われわれが経営を支援するクライアント病院は延べ300病院を超え、次世代型経営支援サービス「病院ダッシュボード」は延べ300、そしてDPC分析ソフト「EVE」も750以上もの病院にご活用いただいています。また、14年9月に誕生した医療・介護のニュースサイト「メディ・ウォッチ」は、1か月当たりの閲覧回数が約100万回(2016年3月実績)と全国の医療・介護業界の皆さまにご愛読いただくメディアに成長しました。

 現在までGHCを応援し、厳しくも温かく育ててくださった病院経営者の皆さまに心より感謝申し上げます。私たちは全国のクライアント病院様にさらなる価値を提供し、日本の医療の発展につながるようさまざまなチャレンジをこれからも展開して参ります。

 本年もご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

渡辺 幸子(わたなべ・さちこ)

watanabe 株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパンの代表取締役社長。
慶應義塾大学経済学部卒業。米国ミシガン大学で医療経営学、応用経済学の修士号を取得。帰国後、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社コンサルティング事業部などを経て、2003年より米国グローバルヘルスコンサルティングのパートナーに就任。2004年3月、グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン設立。これまで、全国800病院以上の経営指標となるデータの分析を行っている。著書に『患者思いの病院が、なぜつぶれるのか?』『日本医療クライシス「2025年問題」へのカウントダウンが始まった』(幻冬舎MC)など。
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